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元国際線客室乗務員のココロ覚え

CAになるには ④三次面接&身体測定&体力測定 体験談&私が思う秘訣☆

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皆様こんにちは。
前回は二次面接のお話をしましたので、今回は、客室乗務職採用試験の三次面接(最終面接)&身体測定&体力測定についてお話します。

二次面接をクリアすると、三次面接(最終面接)のお知らせが届きます。
これまで、書類審査、一次面接、二次面接とクリアしてきた事が、ホントなのかなという信じられない気持ちと嬉しい気持ちが入り交じっていました。
そして、三次面接のお知らせを受け取ると、二次面接以上に期待と希望で夢がふくらみ、これはもしかしたらもしかしたりして…という思いがより強くなり、冷静に仕事をしながらも、どのタイミングで上司に退職の話をしようかと妄想がふくらむ私でした。

さて、面接のために、毎月一回ずつ有給を取って仕事を休んでいたので、さすがに三回目の有給を取る頃には、「大丈夫?何かあった?」と怪しまれていました。
たまたま、背中が痛い時があったので、何となく体調がよくない感じを出していました(笑)


当時の三次面接は会社の施設で行われていました。
まずはロッカーで動きやすい服装に着替えます。
私は半袖Tシャツにハーフパンツに靴下&スニーカーという格好でした。
そのまま、身体測定に行きます。

一般的な測定に加え、三半規管の働きを見るようなテストもありました。
飛行機の揺れの中でも働けるのかという事を見ていたようです。
その後、体育館のような所に移動して、体力測定が行われました。
珍しいのは、走行フォームチェックでしょうか。
その名の通り、面接官の前を走らされ、走っているフォームをチェックされます。
客室乗務員は、お客様の前で走る時も美しくということなのでしょうか…。
キレイに走ることが出来たのかはよくわかりませんが、いつも通りの走り方で駆け抜けました。

それが終わると、いよいよ三次面接(最終面接)です。
着替える事なく、まさかの動きやすい服装のまま、面接室前へ連れて行かれます。
「半袖Tシャツとハーフパンツ姿でいいのかしら」と思うと、より緊張してしまいますが、スーツ等で着飾っていないありのままの姿を見たいという事なのでしょうか。

面接官5人に対し、受験者は2人1組で面接に臨みます。
私と一緒に面接に臨む方は、全く緊張していない様子で、私に『緊張されてます?』と聞いてくる余裕がありました。
私が「緊張しています。緊張しないんですか?」と言うと、『中に知り合いがいるから緊張していなくって』と言うんです。

「え~どういう事??」と話を聞いていると、どうやら彼女は羽田空港の地上職員として働いていて、今回の最終面接の面接官の1人に地上職の社長さんが同席しているらしいのです。
彼女が地上職で働きながらもクルーになりたくて、乗務員採用試験を受けていることも知っていて、なおかつ応援して下さっている社長さんだと言うのです。
「え~、何か彼女すごく有利なんじゃないの?」と、面接室に入る前に動揺が隠せない私でした。

でも、ここまできたら、後は自分の持っているすべてをぶつけてくるしかありません。
いつも通り笑顔で入室し、一緒に面接に臨む彼女の話も、心の中は動揺しながらも笑顔で聞き続けました。
そして私への質問は、2次面接とほぼ同じような内容で、どうして今の会社を辞めてまでわが社に来て乗務員として働きたいのか?という志望動機に関する質問でした。

2次面接の時にも伝えたようなこと、つまり、今の会社も素晴らしい所だけれど、そこを辞めてでも貴社で客室乗務員として働きたいという熱い思いを、具体的にわかりやすく伝えるのに加えて、最終面接なので、もし客室乗務員になることができたらやってみたいこと、こういう女性、人間に成長していきたいという、自分が乗務員になれた後の話などをしました。

それは、この面接を受けて合格したらそれで終わりではなく、そこから新たな人生、仕事がスタートするので、未来志向を持って臨みたかったからです。
面接後は大きな部屋に集められ、今日来てくれたお礼にと、飛行機の付いたストラップを頂きました。
私はそれがとても嬉しくて、早速携帯電話に付けました。

今の自分がやれるだけのことはやった、あとはどう判断されるか…。

 

合否は数日後、電話でありました。
日にちと電話の来る時間帯が決まっていたので、その時間の少し前から2階の自分の部屋に子機を持ってこもっていました。

人生でこんなにドキドキしながら電話を待ったことは無く、数々の面接に臨んだ時よりも、とにかくドキドキしました。
そしてついに電話が鳴ったのです!
家族にとられる前に、2コール目くらいで急いで私がとりました。
心臓はバクバクでした。航空会社からでした。

『おめでとうございます!一緒に空を飛んで頂けることになりました!』

やったー!信じられない、本当なの?と、溢れる涙が止まらないまま、私は何度も「ありがとうございます。ありがとうございます。」と繰り返していました。

実は、今回の客室乗務職採用試験を受験していることは、友達はもちろん家族の誰にも言っていませんでした。
一人で決めて一人で内緒に受けてきました。
家族に言わなかったのには理由がありました。
それは、私が現会社で働きながらも、この仕事でいいのだろうかと気持ちが揺れ動いているのを家族は知っていたので、もし私が客室乗務職採用試験を受けることを伝えたら、きっと期待してしまうだろうし、そうなれば、私が不合格だった時に家族も同じように落ち込んでしまうと思ったからです。
なので、不合格だったら受けたことも言うつもりはなく、もし合格できたら伝えようと思っていました。
そして、ついにその時、家族に伝えられる時がきたのです。
嬉し涙のまま1階に降りて行き、

「合格したよ!私、客室乗務員の試験に合格したよ!」

何も知らなかった家族は一瞬ぽかんとしていましたが、すぐに『あら、受けていたの??すごいじゃない!!おめでとう、よかったね』ととても喜んでくれました。
姉は『すごい!うちからスッチーが出た~!』と喜んでくれました。
そして、家族みんなで喜ぶと同時に、航空会社への入社が約1か月後と迫っていたので、現会社をどういう理由で退職するかという話で我が家は持ち切りになったのでした。

この日の喜びは昨日のことのように鮮明に覚えています。
これからCAを目指す皆様にも、この喜ばしい日がくることを心より願っております。

 

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