皆様こんにちは。
ここでは、美味しいものが大好きな元CAの私が、これまで出会った美味しいものをご紹介していきたいと思います。
第六弾の今回は、毎年決まった時期にしかお目にかかる事の出来ない、美味しいウォッシュチーズ、【モンドール/ Mont d’Or】をご紹介します。
私のモンドールとの出会いは、美味しいものが大好き！第三弾の【エシレバター】、第五弾の【ブルサン】とも出会った、あのパリのスーパーです。
エシレバターをオススメして下さった先輩はもちろん、パリ便をご一緒した先輩方皆様にすすめられたのでした。
舌の肥えた先輩方がおっしゃっているなら、「これは間違いない！」という事で買ってみたのが初めての出会いでした。
このモンドール、毎日いつでも買える訳ではなく、製造期間は8月15日から翌年の3月31日までと決められていて、熟成期間は最短で21日間という、珍しい季節限定チーズなんです。
そのため、9月の末頃から4月中旬頃までしか手に入りません。
その美味しさもさることながら、貴重なチーズのようです。
現地で買うので日本よりずっと安いですが、それでも結構高いチーズでした。
モンドール/ Mont d’Orは、円形の木箱（エピセアの木=もみの木）に入れられており、外皮は厚めです。
内側は「チーズの真珠」と称される通り、光沢のある艶やかなクリーム色で柔らかく、スプーンですくえるほどトロトロです。
エピセアの独特の香りと、ミルクのクリーミーでまろやかな風味や濃厚なナッツの様なコクがあり、上品な味わいのチーズなので、一度食べたら「もう一度食べたい！」と思ってしまう素晴らしいチーズなんです。
普通のチーズですと、時間が経過しても売られた状態のままですが、このモンドールは、熟成が進むとトロトロに柔らかくなるので、このような木箱で囲っていないと形を保てないのです。
更に、モンドールは、I.N.A.O.が管理するA.O.C.(製造過程および最終的な品質評価において、特定の条件を満たしたものにのみ付与される品質保証)と、EUの管理するA.O.P.(原産地名称保護制度)という制度によって産地・製法等が厳格に保護されています。
秋の気配を感じる頃になると、「今年もモンドールの季節がやってきたなぁ」とモンドールが店頭に並ぶのを心待ちにしています♪
ここで、美味しいモンドールの食べ方をご紹介します。
まずは、そのままスプーンですくって召し上がってみて下さい！
注意点は、食べる30分～1時間前に冷蔵庫から出し、室温に戻しておくことです。
チーズの上部の外皮に、包丁でぐるりと一周切り込みを入れ、皮を剥がして取り除きます。この皮は、食べきれない時に蓋として使えますので、取っておくといいですよ。
そして、トロトロなチーズをスプーンですくい、パンや野菜にたっぷりつけて召し上がってみて下さい。
チーズが余ったら、先程取っておいた皮で蓋をし、さらに木箱の蓋をかぶせて全体をラップで包み冷蔵庫で保存しますと、より日持ちします。
次に、チーズフォンデュのように召し上がってみて下さい！
先程と同じように、チーズの上部の外皮を切り取ります。
そこに、少量の白ワインを加えて混ぜ、にんにくのみじん切りとパン粉を上にふりかけます。木箱が焦げないように、木箱の側面をアルミホイルで包み、200℃のオーブンで約30分焼きます。
パン粉に焼き色が付き、グツグツしてきたら出来あがりです。
チーズフォンデュのようにパンや野菜を付けて頂きます。
ちなみに、私はチーズフォンデュのように食べるのが大好きです♬
このブログを読んで、【モンドール/ Mont d’Or】のチーズに興味を持って下さった皆様、ぜひ一度、「チーズの真珠」と呼ばれるモンドールをご賞味下さい。
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