皆様こんにちは。私は先日まで、タイムトラベルの海外ドラマにはまっていました。一気観してしまい、今は喪失感でいっぱいです(笑)
その名も“12モンキーズ”。
こちらの作品は、1995年に公開された、テリー・ギリアム監督によるSF映画の金字塔“12モンキーズ”のテレビシリーズだそうです。
タイトルを見た時は、まさかストーリーがタイムトラベルだとは思いませんでしたが…。主役のジェームズ・コールを務めるアーロン・スタンフォードは、目立ってイケメンだったり、背が高かったり、筋肉がすごいということもなく、どちらかというと優しい目をした地味な俳優さんです。ヒロイン役のライリー博士を務めるアマンダ・シュルは、“SUITS (スーツ)”に出演していた女優さんです。“SUITS (スーツ)”では脇役でしたが、本作ではヒロイン役を見事に演じており、時代に合わせた様々な衣装を可憐に着こなし、終始その美しさにうっとりさせてくれます。
それでは、簡単にストーリーをご紹介します。
2043年、謎のウイルスによる伝染病が地球上に広がり、人類は滅びかけていました。ジョーンズ博士は、ウイルスを治療することは不可能で、人類を救うためには過去を変え、今ある未来を変えるしかないと考えます。そして、見つかった過去の音声メッセージから、ウイルスの脅威の始まりが2015年だと推測したジョーンズ博士は、ある理由で独房に閉じ込められていたジェームズ・コールを、タイムマシーンで過去へと送り出します。過去へ行ったジェームズ・コールは、ライリー博士を探し出したり、12モンキーズというウィルスの謎につながりそうな謎の組織の情報を得ていきます。ライリー博士に協力をしてもらいながら、ジェームズ・コールは、過去と未来を行き来し、ウイルスの謎の解明とウィルスの破壊の為に奔走していきます。
続いてメインキャストをご紹介します。
ジェームズ・コール(アーロン・スタンフォード) は、ウイルスによる人類滅亡の危機を生き残り、2043年の世界で“スプリンター”によるタイムトラベラーとして、ウィルスの無い未来の為に過去を修正する任務を負います。不屈の精神で、ウイルスを破棄することに命をかけて挑みます。行動を共にするライリー博士とは徐々に心を通わせていきます。
カサンドラ・ライリー博士(アマンダ・シュル )は、強い意志と行動力のある、優秀なウイルス学者です。最初は、未来から来たコールの話を信じられなかったものの、次第にコールを信用し、現実を受け入れてからは、ウィルスの拡散を防ぐことに協力していきます。恋人アーロンを愛しながらも、コールとの強い絆を感じるようになっていきます。
ホセ・ラムゼ(カーク・アセヴェド)は、コールの親友で、コールとは幼い頃から兄弟のように育った仲です。数え切れないほどの修羅場を一緒にくぐり抜け、生き延びてきたので、コールへの信頼は厚いです。
アーロン・マーカー(ノア・ビーン )は、上院議員の首席補佐官で、ライリー博士の恋人です。コールに出会ってから変わっていく彼女を心配します。最初は信じないものの、彼女の安全を守るために、歴史を変えるコールの計画に協力していきます。
ジェニファー・ゴインズ(エミリー・ハンプシャー)は、ウイルスを開発した犯人と思われるリーランド・ゴインズの娘で、厳重な警備の精神病院に隔離されています。精神不安定で、エキセントリックな言動をする天才数学者です。秘密のラボ、ナイトルームと12モンキーズの謎の鍵を握る存在です。
カタリーナ・ジョーンズ博士(バルバラ・スコヴァ)は、コールを過去に送り込んだ有名な科学者です。人類を救うために過去を変える必要性を追求し、タイムマシーンを作ることに成功します。コールらを過去に送ったり戻したりします。ウイルスの脅威を目の当たりにし、強い使命感を持つ一方、過去に秘密があるようです。
『謎のウイルスによる伝染病が地球上に広がり、人類が滅びかけている』というテーマは、まさにコロナ禍の現代のようです。ただ、ドラマでは9割以上の人類が滅びたという世界なので、もっと恐ろしいウィルスが蔓延しています。このウィルスを、過去の起源に遡って破壊するという方法は、タイムトラベルが発明出来た未来だからこその発想ですが、そんな事が出来たらいいですよね。
コールやライリー博士達は、様々な時代にタイムトラベルをします。戦時中はもちろん、もっともっとはるか昔の世界へも行きます。そんなはるか昔から、この恐ろしいウィルスを蔓延させる陰謀がめぐらされているなんて、とても恐ろしいですが、過去、現在とタイムトラベルを繰り返す中で生まれていく疑問や謎も、しっかり解決してくれるので、これはこういう事だったのね～という気付きが面白い程やってくる、優れたストーリーとなっています。
キャストはそれぞれに素晴らしいのですが、中でも私のお気に入りのキャストは3人です。
１人目は主人公のジェームズ・コール。過去には人を殺してしまったりと悪い事も沢山していますが、何といっても誠実で正義感が強い所は、彼の右に出る人はいません。使命をもって、人類を救う為のタイムトラベラーになってからは、誰よりも誠実で信頼出来る男性なのではないでしょうか。
2人目は、ジェニファー・ゴインズです。精神病院に隔離されていただけあって、確かに精神的に不安定でエキセントリックな言動をしますが、何と言っても他人への思いやりに溢れる、愛らしいキャラクターなんです。彼女の頭の中での映像がコール達の助けになり、どの時代においても常に手助けをしてくれる、心強い存在です。
3人目は、ディーコンです。ウエスト7のトップで、とにかくワルな彼でしたが、ジョーンズ博士に協力するようになり、ライリー博士とも交流を持つようになってから、本来の人間らしい優しさをみせていきます。コール達を裏切ったのかという場面が何度かありますが、実は裏の裏をいっていて、結局はいつも味方をしてくれるのです。ワルに見えるけど、実はよい人なんだなと思えるシーンが沢山あり、とても魅力的なキャラクターです。
シーズン1～シーズン4(ファイナルシーズン)まで、現在Amazonプライムで配信中です。
ストーリーが面白くて、私は一気に最後まで観てしまったのですが、シーズン4の最終話は特に最高で、仲間の絆が温かく、それぞれのキャストがそうなって欲しいなという最後を迎えてくれて、理想通りの最終話でした。
興味を持って下さった方は、ぜひ一度ご覧になってみて下さい♪
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