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元国際線客室乗務員のココロ覚え

海外ドラマ☆ 世界史の世界が映像として観られるのがすごい!カエサル、ブルートゥス、アントニウス、そしてクレオパトラまで!! “ROME(ローマ)”

皆様こんにちは。ちょうど“ゲーム・オブ・スローンズ”を観た後に、何か歴史ものが観たいなぁと思っていた所、アマゾンプライムでこちらの作品を見つけました!
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 前編、後編の2シーズンしかないのですが、総制作費が何と200億円以上、制作期間に約8年もかけた広大なスケールでの撮影で、衣装も4,000着以上を使用したという、TVシリーズの枠を超えた超大作だったのです。英BBC監修により、歴史上の偉人や事件を丁寧に追っていて、一話一話がとても見応えがありました。

物語は、ローマの実力者「カエサル」ともう一人の実力者ポンペイウスの確執が表面化するところから始まります。そしてシリーズ後半では、養父カエサルの意志をついだオクタヴィアヌスの活躍を描いています。ローマ軍第13軍団の百人隊長ヴォレヌスとその部下の軍団兵プッロの厚い友情を中心に、内乱期のローマ共和国が描かれていますが、ドラマであるため、細部のストーリーは史実とは異なるようです。

メインキャストをご紹介します。ルキウス・ヴォレヌス(ケヴィン・マクキッド)は、第13軍団の主席百人隊長で、カエサルに信頼されており、除隊後は政務官に推薦されます。部下のプッロとは何度も衝突しますが、その度に厚い友情で結ばれていきます。ヴォレヌスはプッロと共にローマ帝国最強の兵士として描かれています。ティトゥス・プッロ(レイ・スティーヴンソン)は、第13軍団の最強の兵士で、隊長ヴォレヌスと厚い友情を育みます。ニオベ(インディラ・ヴァルマ)は、ルキウスの妻です。カエサル(キアラン・ハイズ)は、ローマを改革する為、元老院派と対立します。ポンペイウス三頭政治を組んで執政官になり、貴族の危機感を煽るような改革を行います。後にガリア戦争に赴きますが、元老院派の反発は続いています。アティア(ポリー・ウォーカー)は、カエサルの姪でオクタヴィアとオクタヴィアヌスの母であり、アントニウスの愛人です。野心家で傲慢な性格で、セルウィリアと激しく対立し、お互いを憎み合います。オクタヴィア(ケリー・コンドン)は、オクタヴィアヌスの姉で、野心家の母親とカエサルの後継者となった弟に翻弄されます。オクタヴィアヌス[改名前はオクタヴィウス](マックス・パーキス(少年時代) / サイモン・ウッズ(青年時代))は、カエサルの大甥で、実父は騎士階級ですが、その聡明さからカエサルの遺言で後継者に指名され養子となり、カエサルの名を継ぎます。継承後は共和国派やアントニウスと戦い、内乱の中心人物となります。貴族としてのプライドは高いものの、友と認めた相手には身分に関わらず分け隔てなく接します。特にプッロにはガリアで助けられて以来、友として扱い、成人後も色々な便宜を図ったりしています。また彼の兵士としての能力に信頼を寄せ、重要な役目を何度も託します。ユニウス家のセルウィリア(リンゼイ・ダンカン)は、カエサルの愛人でブルートゥスの母親です。カエサルから拒否されて愛人でなくなって以来、アティアと敵対しています。ブルートゥス(トビアス・メンジーズ)は、カエサルの愛人セルウィリアの息子で、カエサルから本物の息子のように扱われますが、信念から共和国派に身を投じます。ポンペイウス(ケネス・クラナム)は、ローマの勇将で元執政官です。三頭政治の仲間であるカエサルの娘ユリアを妻としていましたが、その死後はスキピオの娘コルネリアを娶ります。元老院派の頭領に担がれ、カエサルと戦います。アントニウス(ジェームズ・ピュアフォイ)は、カエサルの右腕で優秀な副官です。護民官になってカエサルの権利を守り、カエサルの死後は後継者の座をめぐりオクタヴィアヌスと対立します。クレオパトラ(リンゼイ・マーシャル)は、エジプトの女王でプトレマイオス朝最後のファラオです。カエサルの死後、アントニウスと共にオクタヴィアヌスと対立します。エイレネ(キアラ・マスタッリ)は、ガリア人の奴隷で、後にプッロに解放され、彼の妻となります。

ストーリーを簡単にご紹介します。紀元前52年、共和政の確立から400年を経たローマは、100万人の人口を誇る世界的な大都市として、また、帝国の中心地として、世界で最も財力のある都市でした。権力の持つ複数の人間が熾烈な権力闘争を繰り広げるという主義のもとに成り立つ共和政では、一人の人間による絶対的な統制は許されていませんでした。しかし、その主義は不正や暴力行為によって崩壊しつつあり、支配者階級は贅の限りを尽くし、階級の落差は激しく、法や政治を統制する組織の権力は弱まり、軍事組織が勢力を高めていました。8年に渡る戦争の末、ガイウス・ユリウス・カエサルガリアを征服し、捕らえた人々から得た財宝の金や略奪品を持って、ローマへの凱旋を果たそうとしていました。元老院はそんなカエサルを恐れ、ローマの地に足を踏み入れれば戦争犯罪者として起訴をすると彼を脅します。カエサルの旧友であり、仲間であり、指導者でもあったポンペイウス・マグナスもまた、元老院との権力関係は微妙な状況にありました。そんな中、カエサルの第13軍団の2人の兵士、ルキウス・ヴォレヌスとティトゥス・プッロはガリアの荒野へ向かい、盗まれたカエサル陣営のシンボル、鷲の軍旗の奪還を命じられます…。

学生時代、世界史を選択していたので、カエサルポンペイウスアントニウス、ブルートゥス、オクタヴィアヌスクレオパトラと聞いただけでも、ワクワクしました。そんな歴史上の人物が、映像の中に生きているのが新鮮で、当時この海外ドラマがあったらどんなに良かったかと思いました。やはり、教科書を読んで名前を覚えるよりも、実際に映像化されて観る方が、頭にすっと入っていきますよね。フィクションの部分もあったと思いますが、当時の雰囲気が感じられて興味深いドラマでした。

個人的には、常にヴォレヌスを慕い尊敬しながら、厚い友情をみせるプッロが大好きです。最初は強い兵士だなぁくらいにしか思っていませんでしたが、ヴォレヌスに対する友情や優しさをみているうちに、その人間性にとても惹かれました。ちなみに、ただ強いだけではなく、吸い込まれそうな優しい瞳を持つイケメンなんです♪

好きなシーンは、ネタバレになりますが、プッロが捕まり、闘技場で戦う場面で、最後危うくやられてしまいそうな時に、ヴォレヌスがプッロのために自らの危険を顧みず、場内に突如入ってきて戦い、最後の敵を見事倒し、怪我をしたプッロを助け出すというシーンです。男性の厚い友情がたまりません。

残虐なシーンや性的なシーンも多々ありますので、苦手な方は要注意ですが、歴史好きな方、男同士の厚い友情が観たい方にはとてもオススメです。現在アマゾンプライムで、シーズン1(前編)とシーズン2(後編)が配信中です。

 

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